単身赴任の初期費用というと、まず冷蔵庫や洗濯機といった家電を思い浮かべる人が多いはずです。
ただ、実際に赴任先で暮らし始めると、家電以外の生活雑貨にも意外と費用がかかることに気づきます。
今回は、家電以外で見落としがちな生活雑貨を整理し、初期費用の全体像をつかみやすくします。
1. 家電以外の費用が見落とされやすい理由
家電は1点あたりの金額が大きいため、事前に予算を組んで意識的に準備する人がほとんどです。

一方で、カーテンや寝具、収納用品といった生活雑貨は1点ごとの金額が小さいため後回しにされがちですが、実際に必要なものを積み上げていくと、まとまった金額になることも珍しくありません。
初期費用トータルの試算については、単身赴任、初期費用トータル試算でも取り上げていますが、今回はその中でも家電以外の項目にしぼって具体的に見ていきます。
2. 寝具まわり
布団またはベッド、枕、シーツ・カバー類は、赴任初日から必要になる生活雑貨の代表格です。

最低限の組み合わせ(敷布団・掛け布団・枕のセット)であれば1万円台から揃えられますが、ベッドフレームやマットレスまで用意すると、数万円単位の費用になることもあります。
3. 窓まわり・部屋の目隠し
カーテンやブラインドは、サイズが部屋ごとに異なるため既製品では合わないこともあり、既製品カーテンで1窓あたり数千円、オーダーになるとさらに費用がかさみます。
遮光性・防音性を重視するかどうかでも金額の幅は大きく変わり、最低限の目隠しだけで良いのか、生活の質を上げたいのかで判断が分かれるポイントです。単身赴任先が1Kやワンルームの場合は、窓が1〜2箇所であることが多いため、サイズを採寸してから既製品のカーテンサイズ表と照らし合わせると、オーダーせずに済むケースも少なくありません。
遮光性を重視するなら「1級遮光」表記のあるカーテンを選ぶと、朝の光を遮って寝坊を防ぎやすくなります。逆に窓の外からの視線だけを遮りたい場合は、レースカーテン1枚で十分なこともあり、予算を抑えたいなら遮光カーテンとレースカーテンのどちらを優先するかを先に決めておくと選びやすくなります。
4. 収納・掃除まわり
収納ケースやハンガー、突っ張り棒といった収納用品も、部屋の広さやクローゼットの有無によって必要な量が変わります。
クローゼットがない部屋では、突っ張り棒やハンガーラックで即席のクローゼットを作る必要があり、こうした収納家具にも数千円程度かかることを見込んでおきましょう。逆にクローゼットが備え付けの部屋であれば、収納ケースだけで済むため、この差は内見の段階で確認しておくと予算が立てやすくなります。
掃除用品(掃除機とは別の、雑巾・洗剤・ゴミ袋等の消耗品)も、赴任直後にまとめて揃えようとすると数千円単位の出費になります。100円ショップやドラッグストアの日用品売り場でまとめ買いすれば、最低限の掃除用品は3,000円程度に抑えられることが多く、赴任直後の細々とした買い物の中でも比較的コントロールしやすい費目です。
5. キッチン・食器まわり
自炊をするかどうかに関わらず、コップ・皿・箸といった最低限の食器、ゴミ箱、風呂・トイレ用品も必要になります。

自炊を予定している場合は、これに調理器具・保存容器も加わるため、自炊と外食どっちが得かの試算記事とあわせて予算を考えておくとイメージしやすくなります。
| カテゴリ | 最低限の目安 |
|---|---|
| 寝具まわり | 1.0万〜1.5万円程度 |
| 窓まわり・カーテン | 0.5万〜1.0万円程度(1〜2窓分) |
| 収納・掃除まわり | 0.3万〜0.5万円程度 |
| キッチン・食器まわり | 0.3万〜0.5万円程度 |
6. 家電以外の初期費用、大まかな目安
寝具・カーテン・収納・キッチン用品をすべて最低限でそろえた場合、合計で3万円前後が一つの目安になります。
生活の質にこだわりたい部分(寝具やカーテンなど)だけグレードを上げると、5万円前後まで上がることも珍しくありません。
家電と違って生活雑貨は「無くても致命的に困らないもの」も多いため、赴任直後にすべて揃えようとせず、必要になったタイミングで買い足していく形でも十分対応できます。
初期費用を抑えたい場合は、まず本当に生活初日から必要なものだけに絞り込むのがコツです。






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