新品と中古を選ぶときに見るべき5つの判断基準の記事や、家電レンタルという選択肢のメリット・デメリットの記事では、洗濯機を「買うか借りるか」という視点で整理してきました。
ただ、単身赴任先の洗濯には、そもそも洗濯機を持たずにコインランドリーで済ませるという第三の選択肢もあります。
この記事では、コインランドリー利用と洗濯機購入(レンタル含む)のコストを比較し、どちらが向いているかを整理します。
1. コインランドリー利用の実際のコスト試算
コインランドリーの料金は店舗によって差がありますが、洗濯機能付きの乾燥機を1回使う場合、おおむね1回あたり600円〜1,200円程度が目安とされています。
洗濯と乾燥を別々に行う場合は、洗濯機のみで200〜400円程度、乾燥機を別途100円/10分前後で追加する料金体系の店舗も多く見られます。

週2回、洗濯乾燥機を1回800円で利用すると仮定すると、1ヶ月(4週)でおよそ6,400円かかる計算になります。
洗濯物の量が多い、あるいは利用頻度が週3回以上になる家庭では、月あたり1万円近くに達することもあります。
費用だけでなく、時間のコストも見落とせません。
自宅からコインランドリーまでの往復と、洗濯・乾燥の待ち時間を合わせると、1回あたり1〜1.5時間程度が拘束される計算になります。
週2回であれば月8〜12時間、単純計算で半日前後の時間が洗濯に充てられていることになります。
また、梅雨や年末年始などの繁忙期は利用者が集中し、洗濯機・乾燥機が順番待ちになることも珍しくありません。
雨の日は洗濯物を持って外出すること自体が負担になる場合もあるため、天候に左右されにくいというメリットと、混雑リスクは表裏一体だと考えておくとよいでしょう。
2. 洗濯機購入・レンタルのコスト試算
洗濯機を購入する場合、単身赴任向けの小型全自動洗濯機であれば、新品でおよそ2万円〜4万円程度、中古であれば1万円前後から選択肢があります。
これに加えて、月々の電気代・水道代がかかりますが、家庭用洗濯機1回あたりの光熱費は数十円程度とされており、コインランドリーに比べるとかなり抑えられます。

家電レンタルを利用する場合は、月額1,000円〜2,000円程度(中央値でおよそ1,500円)のプランが目安になります(業者・プランによって差があります)。
| 方法 | 初期費用の目安 | 月々の負担目安 | 損益分岐月数 |
|---|---|---|---|
| コインランドリー(週2回) | 0円 | 約6,400円 | ー(基準) |
| 洗濯機購入(新品2万円クラス) | 2万円 | 数百円(光熱費のみ) | 約3.2ヶ月 |
| 洗濯機購入(新品4万円クラス) | 4万円 | 数百円(光熱費のみ) | 約6.3ヶ月 |
| 洗濯機購入(中古1万円クラス) | 1万円 | 数百円(光熱費のみ) | 約1.6ヶ月 |
| 洗濯機レンタル | 0円(初期費用なし) | 約1,500円 | 初月から有利 |
3. 損益分岐点はどこにあるか
コインランドリーに毎月6,400円払い続けるのと、洗濯機を買ってしまうのと、どちらが得になるタイミングはいつなのでしょうか。
答えは、どの価格帯の洗濯機を選ぶかによってかなり変わります。
中古1万円クラスなら約1.6ヶ月、新品2万円クラスなら約3.2ヶ月、新品4万円クラスなら約6.3ヶ月で、コインランドリーの累計費用が初期費用を上回ります。
レンタルの場合は月々の負担がコインランドリーより最初から安いため、初月から有利になります。
つまり、中古や2万円クラスの新品を検討している人は、赴任期間が2〜3ヶ月を超える見込みであれば購入した方がトータルコストは抑えられやすくなります。
一方、4万円クラスの新品を検討している人は、半年以上の赴任が見込めるかどうかが一つの目安です。
逆に、数週間〜1、2ヶ月程度の短期赴任であれば、コインランドリー利用かレンタルの方が、初期費用をかけずに済む場合もあります。

4. コインランドリーが向いている人・洗濯機が向いている人
費用だけでなく、生活スタイルによっても向き不向きが分かれます。
コインランドリーが向いている人は、部屋の収納スペースが極端に狭い、洗濯の頻度が少ない(週1回以下)、あるいは短期赴任が確定している人です。
洗濯機を置かない分、部屋を広く使えるというメリットもあります。
洗濯機を持つ方が向いている人は、部屋着や作業着など洗濯頻度が高い、夜間や早朝など好きな時間に洗濯したい、あるいは赴任期間が長期(半年以上)見込まれる人です。
まとめ:迷ったら赴任期間の見込みと洗濯頻度の2点で判断する
迷った場合は、赴任期間の見込みと洗濯の頻度の2点で判断するのがシンプルです。
期間が読めない場合は、初期費用のかからないレンタルから始めて、長期化が見えてきた時点で購入に切り替えるという進め方も現実的です。
価格帯で迷ったときは、中古1万円クラスなら1.6ヶ月、新品2万円クラスなら3.2ヶ月というように、今のコインランドリー代を基準に何ヶ月で元が取れるかを一度計算してみると、判断がぐっとしやすくなります。



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